職業訓練

公共職業訓練を受けるにはどうすればいいのか

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職業訓練を受けたいと考えていませんか?

  • 自分は応募できる?
  • どうやって応募するの?

訓練には選考などもありますから、受講を希望するならあらかじめ知っておきたいことがたくさんありますよね。

このページでは「職業訓練の申込みから合格までの流れ」を紹介します。

職業訓練の申込みから合格までの流れ

⓪条件確認

必要な条件を満たしていますか?まずは確認してみましょう。

最低限の応募条件は次の2つです。

Ⓐハローワークで求職申込をしている

まだの場合はまずハローワークに行き、登録するところから始めましょう。

Ⓑ受講開始日から遡って1年以内に公共職業訓練を受講していない

職業訓練は希望する職業への就職に必要な場合に認められる訓練です。通常の資格取得とは違うため、短期間に連続で受講することは認められていません。

①ハローワークで申込み

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問題がなければ、必要なものをもってハローワークへ行きましょう。窓口で職業訓練の申し込みに来たことを伝えます。

手続きに必要なもの

  • 受講申込書
  • 写真
  • 雇用保険受給資格者証

※受講申込書はハローワークでもらうことができます。
※写真は受講申込書に貼ります。
※雇用保険受給資格者証は失業保険の手続きをした人がもらうものです(退職前の場合は不要)。

雇用保険受給資格者証などの資料をチェックして⓪の条件を満たしているかなどの確認が行われます。条件が揃っている場合には「受講申込書」を提出して選考の日程など今後の流れについての説明があります。

ただし、雇用保険の受給資格によって手当が貰えないなどの区別がありますから知っておいたほうが良いかもしれません。

参考【応募区分】公共職業訓練で手当がもらえないケースとは

②選考

別の日に選考があります。選考の方法は受けるコースによって様々です。

選考方法(例)

  • 面接
  • 筆記試験
  • 書類適性検査

倍率はどう?

2倍〜5倍のところもあります。

また、退職時期が訓練開始の時期とズレていると、選べるコースの幅も狭まりますし、定員もあるので倍率が高ければどうしても合格できない場合もあります。

③合格

合格したら指定された日にハローワークに行って入学の手続きを行います。

手続きに必要なもの

  • 雇用保険受給資格者証
  • ハローワークカード
  • 合格通知書

職業訓練の選考で合否を分けるポイント

合格はそんなに簡単ではないですよね。ある程度「運」も必要です。なにか良い秘策はないのでしょうか?

結論からいうと、100%合格できる保証はありませんが、知っておくだけで確率を上げることができるポイントが存在します。

①本気で就職しようとしているか

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職業訓練に通うと失業保険が延長されますから、悪い見方をすれば延長が目的で申し込むということも考えられますよね。

参考失業保険を延長できるのはどんなとき?

ただ、職業訓練の本来の目的というのは働く意思のある求職者が技能や知識を高めて就職をすること。働くつもりのない人に税金を使って教育をすることではありません。

なぜ本気度が重要なのか

やる気のない人を訓練に合格させないのはなぜなのでしょうか?

これは「厚生労働省」と「訓練校」の立場から考えるとわかると思います。

  • 厚生労働省:税金の無駄遣いで国民からのクレームを受けたくない。
  • 訓練校:卒業生の就職率を高めたい。

じつは訓練校は卒業後の就職者数に応じて国から支払われるお金が増減するんですね。卒業生が全然就職できないとなると訓練校としての信頼度は低下し、次年度以降、訓練校として職業訓練を担当できない可能性もあります。

わかりますか?

以上のように就職するつもりがない人を合格にすることは両者にとってリスクなのです。だからこそ本気度が低いと判断されることは合格率を下げることにつながるんですね。

②応募者区分のどれにあてはまるか

「応募者区分」という仕組みがあります。

ルールとして決まっているのでどうしようもないのですが、給付日数が何日残っているかによって「合格率」が違うのです。

応募者区分雇用保険の受給資格所定給付日数開始日の残日数
A雇用保険受給資格者90日1日以上
120日1日以上
150日30日以上
151日以上3分の1以上
BA以外
C雇用保険受給資格者じゃない人

表の見方ですが「A」が一番受かりやすく「C」が一番受かりにくいことを表しています。

応募者区分A

失業保険をもらってる場合、大半はAに該当するはずです。

失業保険を申し込む段階で職業訓練を受けたいと思っていれば優先されるということかもしれません。

Aに当てはまれば計画的に転職活動をしているとみなすことができますよね。

応募者区分B

Bの場合は無計画な就職活動をしている人とみなされてもしょうがないです。

  • 所定給付日数が多かったけどもう結構消化しちゃった
  • 「認定日飛ばし」をした

などですね。

どちらかというと後から職業訓練に興味を持った場合とか、単なる失業保険の受給延長目的ともとられやすいです。

さらに「認定日飛ばし」をしたということであれば、訓練も休むんじゃないかと疑われてもしょうがありません。

参考「認定日」とはなにか?

応募者区分C

Cは特殊です。

  • 失業保険をもらう資格がないけど申し込みたい

もともと職業訓練は「雇用保険受給資格者向けの訓練」なのでCはどうしても不利です。

職業訓練を受けられない場合は「求職者支援訓練」を受けるのが現実的でしょう。

参考【求職者支援訓練】公共職業訓練を受けられない人も受講可能な職業訓練がある

職業訓練の合格に近づくためのポイント

①就職への意欲を示す

選考は「面接」「筆記試験」「適性検査」などで判断されますが、ポイントは就職する気があるかを見るものということ。

つまり、学校に入るための選考とは言っても学力が基準になるわけではないんです。

いくら筆記試験が良くても就職する気がないと判断されれば100点を取っても意味がありません。逆に言えば、筆記試験が悪くても就職できそうなら受かるでしょう。

②受けたい理由がはっきりしている

受けたい理由が言えない場合は本気じゃないと見られても仕方がないですよね。まずはしっかりと自分の言葉で理由を述べられるようにしましょう。

「次の職に◯◯が必要だけど現状では◯◯が足りないから受けたいんです。」

という「転職をめざす職業と訓練の関連性」も大切です。

③事前説明会へ出席した

事前説明会は出席が義務付けられているわけではありません。時間も交通費もかかるので、受かる前にわざわざ事前説明会に参加するのは面倒と感じますよね。

しかし、合格不合格を決定するのが人間である以上、そういったところにしっかりと参加することで本気度が伝わる可能性は否定できないでしょう。

④早めに申し込む

応募者区分の観点から早めに申し込むことが重要です。それだけで合格率があがるのですから。

なお、職業訓練の選択肢が多い時期というのは4月か10月です。

まだ退職前だけど退職を考えている場合などは、タイミングを計算して退職すれば給付日数を多く残しつつ申し込めますので有利です。

まとめ

倍率が高ければ高いほどどうしても運の要素も絡んできてしまいますが、後悔のないように準備し、合格を勝ち取ってください。

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