失業後に国民年金に切り替えたあなたは支払いに困っていませんか?
- 生活が大変で払う余裕がない
- まずは仕事を探そう
- 次の仕事が見つかるまで放っておこう
国民年金といえば「老後にお金をもらう」というイメージですから、あなたがまだ20代なら老後はかなり先ですし、あまり関係ないように感じるかもしれませんね。
しかし、未納には多くの人が見落としているリスクが存在します。
このページでは「国民年金の未納リスク」を紹介します。
国民年金の未納リスク
年金が支給される時期を把握していますか?
実は国民年金には2つのルールが存在します。
①老後にもらう年金
大雑把にいうと20~60歳の間に通算で300ヶ月以上払ったひとには老後に年金が支給されるというルール。
支払う額は毎年変動し、もらえる年金額も支払った期間に応じて異なりますが、大体次のようなイメージです。
毎月 | |
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現役世代(20歳から60歳までのひと)が支払う額 | 1万5,000円程度 |
年金世代がもらえる年金額 | 5~6万円程度 |
少なくとも現段階においては毎月1万5,000円支払っておけば、老後に6万程度もらえるということですね。
②若くてももらえる年金
そしてもう一つのルールというのが、国民年金を支払っていれば、病気やケガで障害が残ってしまった場合に「障害基礎年金」がもらえるというもの。
例えば、20代でももらえるんです。
金額は障害の程度に応じて、月額6万〜8万円ですから、国民年金を支払っていないためにまったくもらえないのとでは大きな違いです。
また、本人が死亡した場合、18歳以下の子どもがいれば「遺族年金」が支給されます。病気やケガというのはいつ起こってもおかしくはないものです。
障害年金受給者数が約200万人いることからして決して低い数値ではないはずですよね。
このようにいざという時のことを考えると国民年金は最低限支払っておきたいものです。
失業中は国民年金を支払わずに済む方法もある
とは言っても、失業して収入がない状態ではいくら国民年金を支払いたくても支払えないということがあります。
その場合は特例を利用しましょう。
実は国民年金を支払わずに済む方法があります。その方法とは「国民年金の全額免除」です。
国民年金の免除を認められれば、支払ったのと同じ扱いを受けられ、老後にもらう年金の期間も加算され、障害年金ももらえます。
一方で未納状態を放置しておくと、あなた自身が老後にもらう年金の期間が加算されず、障害年金ももらえません。
国民年金の全額免除をすることにまったく問題はありません。
まだのあなたはすぐに手続きを完了させ、リスクを回避してください。