再就職手当をもらった直後にやめたらどうなるのでしょうか?
- いざ職場に行ってみると面談時の条件とあまりにも違った
- 残業地獄だった
- 人間関係に耐えられない
転職先で仕事を続けるのが困難な場合、退職を判断せざるを得ないケースがありますよね。
しかし、再び失業生活に戻れば大変なのは目に見えています。
このページでは「再就職手当をもらった直後に退職したらどうなるか」について紹介します。
再就職手当をもらった直後に退職したらどうなるか
再就職手当をもらった直後の退職
再就職手当をもらったということは失業保険の期間を消化せず就職したということですね。
じつは再就職手当をもらったら失業保険の未消化分が消えるわけではありません。残り分についてまだ権利があるのです。
失業保険の受給期間には有効期限がありますが、期限内である限りは消滅しません。
では、そのルールについて見ていきたいと思います。
失業保険の残り分は有効期限までは残っている
- Dさん
- 基本手当日額が6,000円
- 給付日数90日間
- 30日の失業保険をもらった時点で再就職がきまった
Dさんが再就職して受け取った額は次のようになります。
(30日分の失業保険) = 6000円 × 30日分 = 180,000円
(60日分の再就職手当) = 6000円 × 60% × 60日分 = 216,000円
(所定給付日数が2/3以上残っている場合の再就職手当は 失業保険の60%です。)
残り分の金額
失業保険をもらっていたら受け取れたであろう残り分については再びもらうことが可能です。
(失業保険の残り分)= 6,000円 × 40% × 60日分 = 144,000円
つまり、144,000円が残っています。
待期期間はない
待期期間は終わっていますので、残り分の支給であればすでにハローワークで手続きをした時から再開されます。
まとめ
真面目なあなたは我慢して続けるしかないと考えるかもしれません。
しかし、退職を決意したら早く行動に移してしまったほうが失業保険を有効に活用することができます。
有効期限はあっという間です。
早期に再就職が決まって再就職手当を受け取った後でも、まだが残りがあるなら決断は早めにしましょう。