失業保険の申請前に稼いでおきたいと思っていませんか?
- 支給額だけでは生活が不安
- まだ離職票が届いていない
- 短期間なら時間がある
失業後には短期間でできて報酬受取も早い「治験」が向いています。
このページでは「治験」について紹介します。
【この記事のもくじ】
治験
治験とは
治験は発売前の薬を服用して副作用がないかなどテストすること。参加したい場合は治験参加者を募集しているサイトに登録をするのが最も簡単です。
参考治験のサイト
治験サイトに登録してからの流れ
治験サイトに登録すると該当者にはオファーや治験の情報がメール等で届きます。
- 今度●●でこんな治験があります
- 参加できますか?
- 参加希望者はフォームに入力してください
申し込みをすれば今度は「事前検診」と「本番」があります。
事前検診(インフォームド・コンセント)
まず、事前検診で健康状態のチェックやどういった内容の治験かについて面談します。
事前検診で「適格」と判断されれば本番に進むことができます。検診の結果は数日後に連絡があります。
事前検診の内容
- アンケート記入
- 個別面談
- 全体説明
- 体温、身長、体重、血圧、心電図、採血
- 診察
治験の内容によって必要な情報が異なるため、必ずしも↑と同じとは限りません。
なお、事前検診を受ければ最低限、交通費は支給されますので無駄足になることはないはずです。
本番
「事前検診」と「本番」は別の日になります。
予算の関係上、応募者が多い場合は「適格」でも全員が本番に進めるわけではありません。
ただし、事前検診の結果、辞退者も出たり定員割れをすることもよくあります。
スケジュールは厳格に決められており、決まった時間に「起床」「服用」「検診」を行います。
危険性はないのか
ジェネリック医薬品の治験
ジェネリック医薬品の治験というのがあります。
ジェネリック医薬品とはある製薬会社が開発した特許薬の特許が切れたとき、別の製薬会社がコピー品をつくって安く売ることができる仕組みです。
すでに使われいる薬のコピーのため問題がない薬ですが、検査に通らなければ売ることができないため治験をするパターンがあります。
そういった治験であればリスクは低いと言えるでしょう。
パッチテストの治験
背中などにパッチを貼って皮膚への影響を見るような治験もあります。
テスト期間中は入浴に制限がある(シャワーのみ可など)ことを除いては、普段通りの生活を送ることが可能です。
治験の協力費
日給で1万円程度となることが多いです。長期の治験を選べば数十万円になる可能性も十分にあります。
支払いは治験全日程の終了後です。終了日に手渡しで受け取るケースもあります。
入院の場合は24時間の拘束というのもありますので、時給換算にすると低いかもしれません。ただし、検査以外の時間を自由に使えるため実働としては数時間程度です。
ちなみに、長期の治験ではほぼ何もしない日もあります。
ただし、検査を正確に行うために禁止事項もあります。例えば、飲酒などを行った場合は異常数値が出るため「強制退場」となることがあります。違反した場合は協力費はありません。
治験のメリットとデメリット
治験のメリット
- 空き時間たっぷり
- 食事付き
- 高めの交通費支給
- 治験参加協力費
- 無料で健康診断
- 社会貢献
治験のデメリット
- 入院前から禁止事項あり(飲酒・健康食品・運動等)
- サプリ・塗り薬禁止
- 入院中の制限(喫煙・空き時間睡眠)
- 複数回にわたる採血
治験期間中は食費を抑えられますし、自由な時間も取れます。
履歴書作成や企業を探す時間もたっぷり確保できますので有効に使いましょう。
また、治験では健康的な生活をすることを求められますが、失業期間中にダラけてしまわないためにはむしろ好都合かもしれませんね。
治験の内容にもよりますが、採血を頻繁に行うものがあります。1日に数十回の採血がある治験もあります。
苦手だと思う場合は治験の内容をあらかじめ把握してから応募すると無駄がないでしょう。
例えば、パッチテストのようにパッチを貼るだけの治験もあります。
治験参加者を募集中のサイト
サイトは複数ありますが、それぞれ参加要件がありますので確認しましょう。
また、関東エリアは募集が多いですが、それ以外のエリアは募集が少ないので複数に登録することをおすすめします。
チェックしたいポイント
- 対象エリア
- 年齢
- 健康状態
ニューイング【おすすめ度★★★☆☆】
特徴
- 19歳からOK
- 疾患持ちの方向けの案件あり
エリア
関東・東海・関西・九州
登録する
参考ニューイング
インクロムボランティアセンター【おすすめ度★★★☆☆】
特徴
- 大阪エリア中心
- 疾患があっても参加できる
- 薄毛案件もあり
治験に特化した医療機関「大阪治験病院」「OCROMクリニック」のいずれかで行われます。
エリア
関西・東京
登録する
参考インクロムボランティアセンター
参考インクロムボランティアセンター(40歳以上で疾患がある方限定)
参考インクロムボランティアセンター(喘息の方限定)
参考インクロムボランティアセンター(薄毛の方限定)
SVO医学ボランティア機構【おすすめ度★★★★☆】
特徴
- 登録者数50万人以上
- 健康食品・化粧品などのモニター募集
- 在宅案件あり
在宅案件なら地域関係なく便利ですね。
登録する
ゼノグロシー【おすすめ度★★☆☆☆】
特徴
- 土日のみの日帰り案件
- 生活習慣病や疾患を持っていても参加可能
- 全国対応
- 謝礼2,000円〜30万円
登録する
参考ゼノグロシー
JCVN【おすすめ度★★☆☆☆】
特徴
- ジェネリック医薬品の安全試験
- 健康食品モニター
- アトピーやニキビなど実際に症状を持っている方向けの募集あり
エリア
関東・関西・福岡
登録する
参考JCVN(健康な方限定)
参考JCVN(アトピー・ニキビ症状のある方限定)
参考JCVN(メタボ症状のある方限定)
参考JCVN(糖尿・高血圧の方限定)
参考JCVN(ぜんそくの方限定)
生活向上WEB【おすすめ度★★★☆☆】
特徴
- 会員数が多い
- 全国対応
- 対象年齢16歳以上
登録する
参考生活向上WEB
治験情報V-NET【おすすめ度★★★☆☆】
特徴
- 新薬の治験
- BMI値などの要件あり
- 疾患があっても参加可能
エリア
関東・関西・福岡
登録する
参考治験情報V-NET(健康な方限定)
参考治験情報V-NET(疾患がある方限定)
クリニカルボランティアサポート【おすすめ度★★★☆☆】
特徴
- 全国対応
- 疾患がある方も参加可能
エリア
全国
登録する
治験登録サイト一覧
年齢 | 地域 | |
---|---|---|
生活向上WEB | 特になし | 全国 |
SVO 医学ボランティア機構 | 20歳以上 | 全国 |
ゼノグロシー | 20〜80歳 | 全国 |
クリニカルボランティアサポート | 特になし | 全国 |
JCVN治験モニター | 20歳以上 | 東京・神奈川・千葉・埼玉 大阪・京都・兵庫 福岡 |
ニューイング | 19~80歳 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・山梨 大阪・兵庫・京都・奈良 福岡・佐賀 |
インクロムボランティアセンター | 男性 20歳~40歳 疾患がある場合 40歳~65歳までの男女 | 大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山・岐阜・三重 |
治験情報 V-NET | 男性 20~40代 女性 40歳以上 | 男性 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・兵庫・福岡 女性 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
失業期間中の治験はどういう扱いなのか
失業保険受給中はアルバイトに制限があるのを知っていますか?
じつは失業保険受給期間中にアルバイトで大きく稼ぐことは難しいんですね。
しかし、アルバイトの制限がない失業保険申込前であれば、短期的にまとめて働いてもなんら問題ありません。
治験はアルバイトじゃないのか
治験を受けると治験後に協力費がもらえますが、実は「ボランティア」として募集されています。
そのため正確にはアルバイトではないと考えることもできます。
ただし、働いた場合は無報酬でも認定日には報告をするというルールにより失業認定申告書では治験をした旨を書く必要があります。
厄介なのが治験は入院で24時間拘束されるため、時間の上限に引っかかっていること。
この部分についてハローワークによって扱いが分かれています。
①週20時間以上なので就業とみなす
→ 失業保険がもらえなくなります。
②治験は就職ではないため減額や繰越で対応する
→ 報酬と時給の兼ね合いによって失業保険の減額か繰越のどちらかになります。
このようにハローワークによって判断が分かれますので、失業保険の期間中に治験を受ける場合はあらかじめハローワークに確認が必要です。
以上のことから言えるのは、失業保険の申し込みをする前に治験を受けてしまえば間違いがないということです。