求職者支援訓練に通うためには面接を突破しなければなりません。
当然、準備も必要です。
このページでは「求職者支援訓練の面接前にすべき準備」について紹介します。
求職者支援訓練の面接前にすべき準備
求職者支援訓練の面接では何をするのか
求職者支援訓練の選考は「面接」「筆記試験」の結果で評価されます。
当日は事前に何か言われていない限り、特に持ち物はありませんが、筆記用具やメモなどは使うか別として持っていても良いかもしれませんね。
(面接の時点では受講申込書などの書類は訓練機関へ提出が完了しています。)
ただし、遅刻は第一印象に影響します。くれぐれも時間は厳守で行きましょう。
求職者支援訓練の選考のポイント
筆記試験
筆記試験があると聞くと、特別な対策をしなくてはと考えるかもしれませんが、特に短期間で対策できるような問題ではありません。どちらかというと常識問題や知能テストに近いものが出題されるはずです。
ただ、筆記試験についてはあくまでもおまけの位置付けなので、少しくらいできなくてもあまり心配はいりません。
面接
一番見られるポイントは就職する気があるかどうかということです。
つまり、学校に入るための選考とは言っても学力が基準になるわけではありません。言い方を変えれば、筆記試験の配点はかなり低く、就職する意欲に関する配点は高いのです。
求職者支援訓練は、行政が発注した案件を訓練校が請け負う形で行われています。訓練校としてもただ教えれば良いだけでなく、評価してもらえなければ次回受注できるかわからないのです。
繰り返しになりますが、就職の意欲は必ず見ています。訓練校が次回以降も引き続き受注するためには、卒業生の就職実績が最も評価されるからです。
さらにいうと、卒業生の就職率に応じて、行政から訓練校に支払われる額も変わってくるのです。だからこそ面接時の意欲が必要です。
では具体的にどうすれば、意欲的に見えるでしょうか?
受けたい理由がはっきりしていること
受けたい理由が言えない人は、本気じゃないと見られても仕方がないですよね。まずは、しっかりと自分の言葉で理由を述べられるようにしましょう。
やってみたいだけじゃなくて、未経験でもいいので今までの経験と何かしら絡めて答えられるのが理想です。
次の職に◯◯が必要だけど、現状では◯◯が足りないから受けたいといった「転職をめざす職業と訓練の関連性」も大切です。
訓練といっても楽しいことばかりではありません。あまりモチベーションが高くない状態で訓練を受けても身につきません。途中で続かなくなってやめてしまうケースもあるのです。
就職活動のプランの具体的に示す
面接ではどのように就職活動を進めるのかという具体的なプランを示しましょう。
訓練の内容に関する仕事が少ない地域など、場合によっては、地域にこだわらずに就職する覚悟があることもアピールになります。
そうすれば、早期就職の可能性も高まるからです。このように、卒業後できるだけ早く就職するつもりがあることを伝えるのは重要です。
求職者支援訓練の面接はスーツで行くべきか?
もしかするとあなたは面接時にスーツを着ていくべきか気になっているかもしれません。
これに関して正解はありません。割合としては半数がスーツで半数が私服といったところだと思います。
スーツで行くことが就職への意欲を見せるために効果的だとお考えであればスーツで行きましょう。
逆にあまり関係ないと判断すればスーツじゃなくても良いです。
ちなみに合格して訓練に通うときは私服ですし、スーツで行かなくても十分受かるということは間違いありません。
実際に合格した服装
実際に求職者支援訓練の面接に合格した際の服装はこちらです。シャツとジーンズと革靴の非常に一般的な服装ですね。ジャケットも着ていません。
選考結果通知書
一応、合格したときの通知がこちらです。
参考【就職支援計画書】求職者支援訓練の合格通知を受け取った後の流れ
まとめ
求職者支援訓練を受けるにあたって就職する気があるかどうかは面接時のみならず合格後も必要になってきます。
なぜならば、通常の授業に加えて数十時間分の就職支援に関するカリキュラムが組み込まれているからです。
- ハローワークの指定来所日
- 訓練校のキャリアコンサルティング
訓練とは別にこれらもすべて出席しなければならないのです。
意外と本格的なので「どうせ形式的なものだろう」と考えていると後々苦しむことになるでしょう。しっかりと覚悟を決めて準備しましょう。