ブラック企業からの強要で「自己都合」での退職となったあなたはなんとかして「会社都合退職」で認めてもらえないかと思っていませんか?
- 失業保険の受取時期が早まる
- 期間が長い
など自己都合退職よりも条件が良いですよね。
このページでは「強要された自己都合退職は会社都合に変更できるか」について紹介します。
【この記事のもくじ】
強要された自己都合退職は会社都合に変更できるか
会社都合退職なのに自己都合で退職させようとする会社があります。
- 個室に閉じ込めたうえで強制的に退職届を書かせる
- 社員が複数人で退職を強要して精神的に追いつめる
などの方法をとることもあるようです。
会社が会社都合退職を避ける理由
なぜ、会社は会社都合退職を認めることを避けたがるのでしょうか?
それは会社都合の退職者がいると会社にとってマイナスがあるからです。
例えば、人を採用するときに国からの助成金や補助金を受けられないんですね。
後から会社都合に変更してもらうことはできないのか
では、もし自己都合ではないのに会社都合で処理された場合、変更は不可能なのでしょうか?
結論から言うと変更できる可能性があります。
例えば、以下のような条件ならハローワークで「会社都合退職」として変更してもらうことが可能です。
①残業が多くて辞めた
基準
- 辞める前の3ヶ月間の残業時間が連続で毎月45時間以上
②業務内容が入社前に説明された採用条件と違った
- 技術職での採用だったのに営業に配属された
- 勤務地が大きく変更し通勤が困難になった
など採用条件と違う場合です。
③給料が大きく減った
基準
- 給料が85%以下に減額
自分からやめた場合も会社都合として認められます。
証拠を残すことが重要
会社都合への変更はハローワークの窓口で口頭で説明しても相手にしてもらえません。ハローワークに行く前にしっかりと客観的な証拠を揃えておきましょう。
証拠となるもの
- タイムカード⇒残業時間
- 雇用契約書⇒採用条件
- 給与明細⇒給料の減額
このような客観的な証拠があれば会社都合に変更できます。